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はじめての不妊治療と日々のこと

初めての採卵 2

(つづきです)

病院から帰ってきて慌ただしく出張の準備。今回は北海道での取材を兼ねての帰省。ひさびさの北海道です。楽しみにしてた気持ちもつかの間、荷物のひとつに注射が加わりました。笑

今回のホテルはどこも高くて同僚と3人で同室。夕飯の前には注射をしなければ間に合いません。ということで、不妊治療を告白しました。みんな案外ライトに受け止めてくれて、ほっ。

 

飛行機自体への持ち込みもドキドキしたのですが、あらかじめカウンターで聞き、持ち込み手荷物のとこでも事前に話したら、快くOKしてくれました。良かった〜

 

ホテルについて初めての注射。さすがに手が震えます…。おなかにぷすり。…痛い。。てゆうか液がめちゃめちゃ痛い…!刺し終わったあと、しばしくるくると動き回りってしまいました。強めに抑えると痛みが和らぐので思わず揉んだのですが、これ絶対にダメなやつだったそう…あとでそこが固まり、痛くてパンツが履けなくなりました。もう1種類の方が痛いと聞いていたけど、こっちは全然痛くない。フジのほうが痛かったです。一度やると慣れたもんで、その後の4日分は余裕でできました。(相変わらずフジは痛いけどー)

そんなこんなで北海道満喫旅と注射の日々が終わり、東京に帰ってきた翌日に採卵。我ながらハードスケジュール。笑   今期はなんとなく難しいかなと予想していました、が、やっぱり自分のカラダのことってわかるんだな。結果は空胞でした。残念。だけど、採卵自体は全く痛みもなく、すんなりいったのでホッとしました。しかし空胞で9万くらいかかった…懐は痛みました。が、これもいい勉強。自分の予感には従ったほうが良さそうね。午後からは通常通り出社。電車で40分ほどの外出もこなしました。

今回、ほんとにいい先生だなと思ったんですが、空胞だったということはひょっとしたら卵子が中で張り付いてて排卵するかもしれないからと、シリンジで入れておいてくれたんです。希望は薄めかもしれないけど、1パーセントでも望みがあるならとがんばってくれる先生に感謝の気持ちでいっぱいでした。

夫は予想外の結果だったらしく、かなり落ち込んでました。わたしになんて言ったらいいかわからず黙り込んでいた…。そんなの見てたら落ち込んじゃう。。ごめんよう…。

でも大丈夫!今回はダメな気がしてたから!次周期がんばるぞーー!

初めての採卵 1

7月に入って、ひさびさに来院。ホルモン値はイマイチ…卵胞もひとつ…これはだめかな。。と思っていたら、先生から採卵でいいですか?と聞かれました。

えぇ!この環境で!?取れるんだろうか。。と不安になり、えーっと…と迷っていると、すこし待合室で考えて、また声をかけてください。とのこと。

待合室でLINEをしてみたけど、妹も夫も反応なし。そりゃ仕事中だものね、と落ち着いてひとり考えを巡らせました。いちばん最初に頭をよぎったのはお金のこと。空胞だとしてもお金はタダにはなりません。それと採卵直前に遠方の出張が控えていたので途中経過の確認ができないまま採卵を迎えるスケジュールだったのです。正直不安しかない。

でも、これ以上先延ばしにしてもなんにも得られない気がして、受付のひとに採卵でお願いしますと伝えました。

その後、もう一度先生とお話。採卵までのスケジュールと注射、飲み薬について。初めてのことで頭がパニックになりそうです…

そのあと、看護師さんからあらためて丁寧に飲み薬のことと、注射について説明を受けました。質問もとことん。初めての自己注射、しかも自宅ではなく、ホテルと友人の部屋というイレギュラーすぎる展開…!ひいいーー!なるべく冷静に落ち着いて話を聞き、注射の練習をもう一度受けて、その日は帰るのが一番最後でした。

気持ちもついていけてないし、荷物もどっさり(出張用の荷物と採卵前にやることの荷物)でボロボロになり、不安な気持ちを抱えたままタクシーで帰りました。

(つづきます)

ローズ初診

すごく間が空いてしまいましたが、6月13日にローズレディースクリニックへ初めていきました。いままでとはちがって、かなりアットホームな雰囲気。KLCに行ったときのような緊張は不思議とありませんでした。

 

まずは問診票に記入をして、看護師さんといままでの治療についてお話。最初の病院とはちがって、マニュアルっぽい感じではなく、ちゃんとわたしの話を聞いてくれている感じがします。それだけでもほっとする。

 

その後、血液検査をして、結果待ちの間にローズの治療方針を映像で見ます。といっても、手書きの図式を先生が説明しているのを、iPadで撮ったかんじのもの。通常の妊娠についてと、原子卵胞が少ないひとのことを、すばやく丁寧に教えてくれます。さらに、具体的な治療のこと、それにいくらくらいかかるのかまで、まるで診察を受けているかのような説明でとてもわかりやすかったです。

そして…思ってはいたけれど、お金はけっこうかかるんだという現実を知りました。二人で個室でみていたので、ほんとにここまでかけていいのか、具体的にどうするかを改めて話しました。そして、がんばろうと。

 

その後、血液検査の結果を元に先生とお話。内診はしない…のか?はて。

先生によると、たしかにホルモンバランスは崩れてきているけど、自然の生理が完全に止まったわけでもないし、ホルモン値をみるとちゃんと卵が育ってきているとおもうから、おそらく妊娠はできますよ。と。

ほんとですかーー!?いままで悪いことしか言われなかった状態なのに、ここまで希望を持たせてくれたのは初めてです。

しかも、いままで来院された方でも、20代や30代だと80%以上妊娠されて卒業してますとも。なんて心強い。みなさん、他院で諦めてくださいと言われて、ローズに来ているそう。

詳しい治療の内容をさらに説明していただき、不安なところを質問したところで、このままここで治療を受けるか一旦考えるか聞かれました。正直、いままで治療の決断をしないと初診すら行けないと思ってたので、こんなに患者さんの気持ちを尊重してくれる先生がいることにすでに感激していましま。

もちろんします!と答えて、じゃあ内診しますね、とここで初めての内診。これも小さなことですがうれしかった。心も決まらないままに、治療とはいえ、あの内診台に乗せられることに少なくとも抵抗ってあるとおもいます。さらに、うれしかったのは、足を閉じて乗る内診台だったこと。札幌で通っていた婦人科にあったんですが、最初から足を開いて乗るのと、閉じて乗ってからだんだん開くのは、気持ちの上でぜんぜん違います。あぁ、ここにたどり着いて良かった…心底そう思いました。(大げさ?)

 

内診の結果、卵胞らしきものが3つ育ってました!ここさいきんの、早寝、タンパク質、体を温める、が効いてたのかな。うれしかったです。

 

その後また先生とお話。卵胞は育ってきてるから、このまま様子見て来週にでも採卵できるけど、どうしますか?と言われ動揺…笑

そんな急に…!しかし、ホルモン値をみると環境はベストじゃないので空砲の可能性が高いそう。ならば一周期待って、環境を整えることに専念しようと決めました。

ここで先生が、せっかくだからシリンジ法やってみる?と言われ、え!いいんですか?と驚きました!最初の病院では、そんな古い方法意味ないですよ…って真っ向から否定されたんです…。たしかに効率は悪いかもしれないけど、奇跡にかけてみたいとおもうのは当たり前だと思うんですが…。ということで、せっかくなのぇシリンジ法にチャレンジしてみました!

(結果、シリンジ法ではやっぱり妊娠には至らず、7月に初の採卵をすることになりました)

新しい希望

前回のKLC初診から、落ち込むこと数日。妹が新しい病院を教えてくれました。

正直、また転院!?と引き気味だったのですが(旦那さんはさらに引いてた笑)、病院のホームページを読むうちに気が変わりました。

その病院はローズレディースクリニック。

聖マリアンナにいた先生が開院した、世田谷にある病院です。ここは早期閉経の女性を妊娠へと導いているクリニック。

まだはっきりと早期閉経とは診断されていませんが、確実に近づいているわたしには、新たな希望に思えました。聖マリアンナも調べたけど、川崎にしょっちゅう通うのはちょっとなぁ…と思ったりしてました。(もっと遠くから通う方もいるのに贅沢ですよね…)

カウンセリングもやっていて、先生もメンタルケアに力を入れていると表明している、まさにわたしが探していた理想の病院でした。

さらに感動したのが、facebook。季節の話題を盛り込んだ内容で、梅の季節には梅ジュースを、クリスマスにはクッキー、ザクロの実がなればそれを。患者へプレゼントをしているそうなのです。

ともすれば、うつにもなり兼ねないメンタルが辛い治療。そんな風に気遣いをされるだけで、ほんとうに心から救われるなと思います。

 

さっそく、セカンドオピニオンの予約をしようと電話。受付の方に現在の様子を軽くお伝えしました。優しくてゆったりした話し方でとても感じのいいひと。

その後、看護師さんらしきひとに電話は代わり、さらに詳しく聞いてもらいました。

わたしの場合、完全に生理が止まったわけではないので、まだ希望があるかも。なるべく早く治療を始めるなら、初診の予約もできますよと教えてくれました。

KLCで半年も様子を見るのはちょっと不安だったし、ここにかけてみたいという気持ちが湧き上がり、思い切って転院します!と伝えました。

しかし、わたしのような方は増えているようで初診の予約はひと月後。7月だと言われました。なんとー!人気病院はたいへんだ…

では7月のなるべく早い日でお願いします、と伝え、それまではKLCで様子を見ることも快諾してもらえました。KLCだったら、他院の治療を終えてないと診てもらえないのに…と思ったりなんだり。

 

すこし希望が見えてほっとして仕事に集中していたところ、ローズから不在着信と留守電が。

驚いてすぐ折り返すと、6月の初診にキャンセルが出たので都合が良ければ案内いただけるとのこと。なんてラッキーな!しかもいま飲んでいるソフィアAを飲み終わって3日後の日にち。つまりD3で初診が受けられそうなのです。都合も良すぎるくらいいいのです!仕事なんてどうにかなるもの!何度もお礼を言って、早めの初診をお願いしました。旦那さんも一緒に行けることに。ほんとは加藤に予約を入れる辺りの日にちでもありました。

このとき、初めて未来の赤ちゃんが奇跡を起こしてくれたのかな、なんて淡い妄想を抱きました。それまで希望と思えることがなかったからなぁ…。とにかく神様ありがとうございます。という気持ちです。

 

初診の日まで二週間ほど。体調を整えて挑みます。がんばるぞーー!

KLC初診

先週月曜日の夕方、KLCへ初めての診察に

行ってきました。

前日から緊張で二人してドキドキ…午前中は仕事して気持ちを落ち着かせてました。

 

KLCの初診は専用階で検査&院長とお話し。受付も淀みなく進みます。思っていたよりもスムーズ。さすが。

わたしたちはすでに終えている検査があるので、わたしは尿検査と血圧を測りつつ、ホルモン値などを調べるために血液検査、あと内診とひとりで院長先生とお話し。

前の病院では、卵胞が育たず2回リセットした旨を伝えるとちょっと困った感じの先生…

内診で、卵巣と子宮が小さめと言われました。老化の影がここにも忍び寄っている証拠です。

旦那さんは初めての精液検査へ。部屋の中がどんなだったかはなんとなくまだ聞いてない…笑

 

1時間ほどラウンジで待って、院長先生とお話し。

卵巣はやはり老化の一途をたどっている模様。KLCは自然周期が方針ですが、薬も使っていって卵ができるか様子を見ましょう、半年…もっと短くてもいいかな。それでむずかしければ諦めたほうがいいかも。と言われました。

諦める…その言葉はなんとなく予想していたことだけど、こんなにも時間がないのか…とショックでした。

卵が育たないわたしに体外受精すらできるのかは疑問だったけれど、ほんとにむずかしいんだと実感しました。

だってここは日本一の症例数であろう病院。

先生も期待を持たせてもよくないからはっきり言うね、と真実を伝えてくれました。

ちなみに、旦那さんの結果はすべて基準値以内で健康そのもの。

わたしほ生理がだいぶ遅れているので、ソフィアAを処方されました。ピルで生理を起こしていきます。

 

そこで初診のすべての工程が終了し、お会計。

前病院では、保険診療の検査と保険外診療の検査は同日にできないと言われ、検査だけでもひと月かかったけど、ここはしてくれました。会見が分かれていました。そんなことできるんだ。旦那さんは1000いくら、わたしはふたつで14000円くらいでした。(たしか)

 

そのあと、ごはんを作る気力なんて湧かず、とぼとぼ駅に向かう道すがら、旦那さんに手を繋がれポロポロと涙が溢れました。

旦那さんは正常、元気なのに、わたしのせいで赤ちゃんを授かることがむずかしい。

旦那さんの両親も孫を楽しみにしているのに叶えてあげられないかもしれない。

会計までの長い待ち時間、ずっとぐるぐるとそのことが頭を巡り、泣いた途端思わず、ほんとにわたしと一緒にいていいのか考えてほしいと言ってしまいました。

あとから聞くと、この時旦那さんはなんでわたしが泣いているのかわからなかったそう…なんて呑気な。笑

 

結果がだめでも二人でいても楽しいよ、ぼくはもうこのことでは泣かないって決めたから、大丈夫!と励まされ、なんとか泣き止みました。

 

ですがらそこから数日は悲しい気持ちを引きずったまま…なかなか立ち直れませんでした。

あしたはいよいよKLCへ。その前に水天宮へ!

あしたからいよいよKLCへの通院が始まります。

はーードキドキするーー!

 

なんとなく、神頼みとおもい、きょうは水天宮へお参りに行って来ます。

(結婚のときも、京都の有名な神社で、神頼みして理想のダンナさんに出会えたのです!笑)

 

というのも…

金曜の朝に激しい頭痛に見舞われ、会社を休み、一日中寝込んだんです。

吐き気もすごくて。ほんとに吐いちゃうし。

腰も痛いし、微熱だし、ひょっとしてひょっとしてまさかの自然妊娠??と心踊りつつ、げーげー吐きつつ、なにも食べられないまま一日中寝ていました。

さすがにおかしいなと思い、翌朝近所の婦人科と内科を併設しているクリニックへ。

初めての妊娠検査をしてみたところ…

まーそりゃそうだよね!っていうくらい清々しく陰性…

自然妊娠は夢のまた夢に終わりました。笑

結局、吐きまくった原因は不明だったのだけど、なんだか吹っ切れて土曜日は好き勝手食べて寝て過ごしたわ〜

想像妊娠だったのかしら〜泣

 

そんな二日間を過ごして、今度こそと気合いを入れて病院通い再開です!

KLCは先生や看護師さんが淡々としているといろんなひとのブログに書いてたので、打たれ弱いわたしのハートが心配…笑

なるべく優しくしてくれるひとに出会えますように!

 

そして、年内にベビさんを迎えられますように!(さいきん素直にそう思えるようになってきた。笑)

えいえいおー!

肉食生活開始!

一昨日、不妊で有名らしい銀座の鍼治療院にいってきました。

夕方に帰ってきてから、激しい頭痛と吐き気に襲われ、家事どころではなく。。

途中まで作った親子丼をダンナさんに託して、お風呂に入る余裕もなくバタンキュー!

土曜日も一日中重苦しくてなにもできず。。

朝ごはんはダンナさん、昼ごはんはUberEATSでハンバーガーをデリバリー(トロトロ牛肉のやつ!おいしかったー!)、夜ごはんもダンナさん特製青椒肉絲を食べて、なんとか復活しました!

きょうは元気ー!

 

けっこう辛かったけど、鍼治療はほんとに行ってよかったです!

カウンセリングがとっても丁寧な院長先生で、妊活で必要なことはもちろん、人間らしい体づくりに必要な食べものの話とか、身体を温めることの間違いとか、ほんとに勉強になりました。

とにかく血流を良くすること!これにつきるようです。

たしかに、温めることも血流を良くするためにやってたけど、外から温めることしかしてなかったので、身体に熱がこもって、最近は暑くて暑くてしんどかった。。

腹巻も暑いならやめたほうがいいと。

温かい飲み物も我慢して飲む必要ないと。

なにごともいまの自分にちょうどいいものを選ぶことが大切だと教えてもらいました。

考えてみりゃ当たり前のこと。

ストレスが大敵なのに、我慢を強いては意味ないよね。

 

病院選びもしかり。

とくおかに通って、行くたびにやな気持ちになって、帰り道は泣いてしまうんです…と話すと、そんなんだめ!女性はメンタルが子宮に出やすいんだから、ストレス感じながら通うなんて良くないよと言われ、そうだよね〜!!と、一番心が晴れました。

合わない先生と合わない看護師さん。対面するたびに苦痛でした。なんでこんなに責められるんだろう…と。

開始ひと月半ですが、とくおかはやめました。勝手に。笑

土曜日は卵胞の様子をみて人工授精できるか判断の予定でしたが、今周期も望み薄そうだったので、お金ももったいないし、サボっちゃった。

勉強会も何度もしつこく誘われてたし、早くに行けばなにか変わってたかもだけど、早く体外を!としか言われないわたしには、もう選ぶ権利はなさそうだし、それなら日本一の病院に行くわよ!と意気込みを新たにしました。

 

今月は、排卵後にもう一度鍼に行って、生理が来るであろう6月頭から転院します。

自分のメンタルが心配で、加藤でいいのかはまだ悩むところですが…

まだ時間もあるし、すこし考えます。

 

あ!体づくりにはとにかくタンパク質が大切だと鍼の先生に教えられ、卵を毎食、そして肉!肉!肉!笑

こんな生活いままでしたことないー!笑

めっちゃ肉を食べる生活にシフトです。

がんばるぞー!